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――これまでの転職経歴を教えていただけますか?
新卒で入社した会社はパチンコ店の運営会社で、そこで4年ほど働きました。そこから25歳で人材派遣事業をメインとしている会社に転職し、それが前職の会社になります。
その会社ではエンジニアの育成を行っていて、 社内で作られたエンジニアの基本的なカリキュラムがあり、最初はhtmlや基礎的なマークアップ言語などから学んでいきました。
派遣先で働きながら、また、自宅で学ぶことが3〜4年続きまして、28歳の時にエンジニアとして客先に常駐して働き始め2年ほど経験を積み、30歳で今の会社に転職しました。
――1回目の転職ですが、新卒で就職された会社から、業種も職種も変えてエンジニアになられたのですね。
最初の転職の時は、Webサイトをデザインする仕事をしたくてウェブデザイナーに興味があったんです。未経験からでも学べる会社はないかなと思って転職先を探していたところ、前職の会社を見つけ応募し、第2新卒として採用していただきました。
当時は未経験で採用してくれる会社があまりなかったので、転職には結構苦労しました。
――前職についてもう少し詳しくお聞かせください。未経験で入社されてからどのように学んだのですか?
前職の企業は、コールセンターや家電量販店への人材派遣事業がメインの事業でした。私が入社した当時はエンジニアを派遣する部門は立ち上げて間もない状況でした。
入社して初めに学んだのは、htmlやCSSによるWebサイトの作成ですね。続いてマークアップ言語、コーディング、そして、データベースを学びました。データの蓄積についてやWebサイトとの関係性、PHPからデータベースを操作する方法など基礎を固めていきました。
また、エンジニアは基本的に複数人で1つのプロジェクトに参画して進めるということなどエンジニアとして仕事することのフレームワークを理解していきました。
――基礎的な内容から学ばれたんですね。エンジニアとして独り立ちする基準はあったのですか?
基準としては、社内で疑似的なプロジェクトチームを3〜4人で組んで、1つのシステムを作り上げることができるかどうか、という感じでした。
例えば、私が作ったのがX(旧Twitter)でメッセージや写真の投稿、削除ができるシステムでした。そういったことができるようになると、エンジニアとしての基礎的な知識やスキルを持っていると会社が判断して、エンジニアとして客先に派遣されるようになります。
――派遣先の企業ではどのような案件に携わっていたんですか?
案件によって内容はさまざまでしたが、私が一番勉強になったのは、金融機関の開発 案件に参画したことです。
約9ヶ月と短期間ではありましたが、設計書の作成からコーディング、実装、テストまで、一通り経験することができました。
他の案件では、テストやノーコードの案件にも参画させていただいて、エンジニアとして2年ほど実務経験を積みました。
――デザイナーに興味があったところから、エンジニアとして仕事することに抵抗はなかったですか?
確かにデザイナーに興味はあったのですが、実際にプログラミングを学び始めると、裏方の処理などバックエンド側のほうが面白いなと感じたんです。一番最初に携わったのが、SQLのデータベース案件で、勉強しつつ楽しみながら働かせていただきました。
ほとんどのシステムがデータベースと連携しているのが基本ですし、そういったシステムの土台を作っているんだ、というところに面白みを感じていましたね。
――見える部分ではなく、裏方として支えるバックエンド側にやりがいを感じられたのですね。
そうですね。あと、基本的にバックエンドエンジニア、データベースを触れるエンジニアのほうが、給与面でも高い傾向ですし、市場的にも需要があり高く評価されていることも魅力に感じていました。
――転職を考えるきっかけは何でしたか?
将来のキャリアについての不安と収入面ですね。
前職で、最後に携わった現場がノーコードの案件だったんです。私としては、言語に触れてコーディングしたかったので、長い目で見るとノーコードの現場で仕事をしていくのは、自分のためにならないかなと感じました。
基本的に担当案件は1年以上続くことになっていて、私はエンジニアとしてのキャリアのスタートが遅かったこともあり、ノーコードの案件を続けることで周りと差がついてしまうのではという焦りもありました。
また、当時の自分の年収と、転職サイトの年齢別エンジニアの年収と比較してみたとき、自分の認識よりかなり差があってこのままの年収だとまずいなと思いました。
――転職活動はどのように始められたのですか?
転職を検討し始めたときに、YouTubeの「IT菩薩モローチャンネル」を知って、キッカケエージェントを知りました。エンジニアの転職に関する動画を見て、転職してみようかな、ちょっとお話を聞かせていただこうかなと思いまして。
今思うと、1年ぐらい転職について漠然とした思いはあったのですが、転職しようと踏み切ったのが先ほどお話したノーコードの現場にアサインされた時です。そこからわりとすぐ行動に移しましたね。
キッカケエージェント以外にも、転職エージェントを2社ほど使って転職を進めていました。
――今回、キッカケエージェントで転職先企業を決めていただきましたが、良かった点はありましたか?
他のエージェントと違って一番良かったのは、さまざまな企業の内情に詳しかったところですね。
例えば、社風はもちろん、その企業が今どのような現場に力を入れているのかなど、詳細を教えていただきました。他のエージェントだと曖昧に話すこともかなりハッキリと話してくださって。
転職で一番恐れていたのが「事前に伝えられていた情報と違って実際に入社してみたら全然違う」というギャップだったので、結構ズバズバっと言ってくれるキッカケエージェントがありがたかったなって思います(笑)。
また、仕事面以外のこと、例えば、転職先の福利厚生はどうなっているのか、とか、会社を退職する際のタイミングや退職についての伝え方とか、気になることを質問するとすぐ答えてくださるレスポンスの早さがありがたかったですね。
――転職で重視されていたことは何ですか?
1番重視していたのが、 前職で培った経験を無駄にせず活かしたいということでした。
SQL、データベースを中心に経験してきたので、 転職先でもデータベースの案件が豊富な会社に出会いたいと考えていました。また、キャリアチェンジしたことによって自分ができる仕事の幅を広げてくれるような会社で働きたいと思いました。
――今回の転職活動の期間はどのぐらいでしたか?また、何社に応募されたのですか?
活動期間は大体3ヶ月ぐらいで、3社応募しました。内定をいただいたのが現職の会社です。
――今の会社に決めた理由を教えていただけますか?
大きな理由は、年収が大幅に上がったことですね。将来性を買って年収を提示してくださったと感じています。
今の会社の社長が元々大手SIerのエンジニア出身の方で、エンジニアが会社にどういうことを求めているかをよくわかってくださって、エンジニアのことを大事に考えてくれていることが、私としてはとても刺さりました。
実は今の会社の面接は1回だけで、しかもいきなり社長面接だったんです。キッカケエージェントの担当の方と面接練習をして「これなら大丈夫ですね」と安心していたら、社長面接で。
――いきなり社長面接!緊張しましたよね。
はい。正直終わったなという気持ちにもなりました(笑)。
面接では、前職の現場で使っていたツールについてや「SQLの操作はどのぐらいできますか?」など技術について詳しく聞かれたので、技術面、スキル面を大事にしている会社なんだなと感じました。
また、将来エンジニアとしてどのようにキャリアを重ねていきたいですか、ということも丁寧に聞いていただきました。
面接後、キッカケエージェントを通して給与条件を提示いただいて。年収にすると100万円以上アップになるので驚きました。
現時点の自分への期待値も実力も含め、これが今の私なんだろうなというのを受け止めて、この会社でもっと経験を積んで、もっと年収も上げていこうと思い決めました。
――今の会社に入社されてから、入社前とのギャップはありましたか?
SIerの働き方はイメージできてたので、そんなにギャップは感じませんでしたね。
常駐先で自分の働き方は決まっていくんだろうなと思っていましたし、前職でのSQLの経験からもデータベース関係の案件が増えるんだろうなと想像していました。
――現在はどのような業務を担当されていますか?
今はデータベースの案件を担当していて、何かしらインシデントがあれば対処する保守・運用が主な業務です。そういった業務は初めてなので、新しい経験をさせていただいています。
私と上司の2人でこの業務にあたっているのですが、これまでは5、6人のチームだったので、2人は初めてだなって新鮮な経験です。やはり私と上司しかいないので、どちらかがミスしたらバレますので気が抜けません(笑)。
――業務内容も働く環境も初めてのことばかりですね!
そうですね。今の現場で1番自分のためになっていると感じるのは、やはりコミュニケーションを密にとりやすいところです。
上司はエンジニアとしてかなりのベテランなので、悩みもぶっちゃけられるんです。人には恵まれてるなと感じます。
やはりどんなに良い案件に恵まれても、人間関係で引っかかるとうまくいかないので、人間関係はとても大切だと思います。
――転職後のワークライフバランスはいかがですか?
今は実家住まいなのですが、年収が上がったのでようやく実家を出る目処が立ちました。
そして、結婚も視野に入れて、婚活もしていきたいと考えています!
――転職によって、仕事はもちろんプライベートにも大きな変化がありそうですね!平日・休日はどのように過ごされているのですか?
9時勤務スタートなのですが、電車のラッシュアワーを避けるため自主的に7時半には出社し、朝食を食べたりSQLの資格の勉強をしたりしています。
常駐先で勤務し、退勤は17時30分で空が明るいうちに帰宅の途につけるのはうれしいですね。
休みの日は基本的に勉強をするようにしていますが、土曜日は副業で小学生・幼稚園児にプログラミングを教える塾の講師もしています。
今とても忙しく充実していますし、転職できたことは正解だったと感じています。
――最後に、エンジニアとして今後の目標はありますか?
与えられた仕事に対して、決められた日数で設計書の作成やコーディングをするのが今までだったんですが、今度は自分が管理する側、現場のプロジェクトリーダーとして、現場の中心になっていきたいと思います。
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今の時点でご経験をされている言語や技術要素に関係なく、
①技術を通じてユーザーやお客様にとって使いやすいサービスの実現に興味があるエンジニアの方
②興味・関心がある技術について自ら学ぶ意欲をお持ちの方
上記に当てはまる方でしたら、素晴らしい企業とのマッチングをお手伝いできる可能性が高いです。
最近はお住まいの場所に限らず応募ができる企業や経験年数に関係なくフラットにご評価をして下さる企業も増えているため、ぜひ一度モロー宛てにご相談を頂けますと幸いです。