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――まずは簡単にプロフィールと経歴を教えてください。
私は北関東に住んでいるフルスタックエンジニアです。20歳で情報系の専門学校を卒業した後、地元のIT企業に就職して8年間くらい勤めました。
28歳で転職してIT系ではない異業種の営業として丸1年くらい勤務。29歳のときに新卒入社のIT企業に戻るかたちで働いて、30歳で現在の会社に転職しました。
――ありがとうございます。2社目で異業種にジョブチェンジされていますが、どのような経緯があったのでしょうか?
直接のきっかけとしては、友達の紹介で「一緒に働かない?」と誘われたことですね。1社目でシステム開発の仕事を8年ほどしていたので「1回くらい、ぜんぜん別の業種で働いてみるのも楽しいんじゃないかな」と思ったんです。
それで大手保険会社の支社で営業をしていましたが「ノルマに追われる」ということに慣れていなくて…営業の仕事は私には向いていませんでした。
――なるほど。その後は1社目のIT企業に戻られていますよね。
はい。新卒で入社した会社の上司とは近況報告などで繋がっていまして「どうせなら戻ってきたら?」と言っていただき、会社探しはせずに出戻りました。もともとシステムを作ることが好きで入ったので「続けてみよう」と思ったんです。
――戻ってからはどのような業務をしていましたか?
システム開発の仕事で、言語はずっと.NET Framework系でASP.NETやC#言語を使っていました。
新卒後は外勤で社内システムの運用保守を担当していましたが、戻ってからは社内勤務で後輩の教育をしたりサポートしたりすることが主な業務で、かつ案件のリーダー格として自分も手を動かしながら指示を出すという仕事内容でした。後輩たちの仕事ができていく様子を見るのは楽しかったですね。
――その後、30歳で転職を意識したきっかけはどんなことでしたか?
前の会社に戻った時期がコロナ禍で、リモートワークができて未就学の子どもが体調不良の時など助かっていたのですが、コロナが5類になる直前に「リモートがなくなる」と知ったことがきっかけですね。
子育てと仕事を両立させるために時間的にも余裕が欲しかったので、リモート環境で仕事できる企業に転職したいと思ったんです。
――そうでしたか。2回目の転職活動はどのように進めましたか?
転職先はもうIT業界しか考えていなかったのですが、登録していた大手のエージェントは、営業経験があるだけに「営業しませんか?」と他の業種も勧められたりして…。
そこで「IT特化型」で企業を探していただける転職エージェントをいろいろネット検索で調べて、よさそうに感じたキッカケエージェントに相談しました。
――ありがとうございます。キッカケエージェントを使っていただいて、いかがでしたか?
キャリアアドバイザーの方がすごく真面目に対応してくれました。最初から「サポートしますよ!」という姿勢で、親身になっていただけて本当によかったです。
例えば面談で企業の給与レンジの相場感を教えてくれたり、ヒアリングしながら「こういう企業があるけど、どうですか?」と私に合いそうな企業を幅広くピックアップしてくれたり。
職務経歴書に「出戻り」したことをどうやって伝えるのがよいか悩んでいた際には「こんな感じはどうですかね?」と具体的に添削していただけました。
また子どもがいるエンジニアの働き方を知りたかったのですが、子育てしながら仕事している方に聞いてくださって「時短勤務の人も、送り迎えのために中抜けする人もいますよ」などと入社しないとわからないようなことも教えていただき「そこまでしてくれるんだ!」と思いました。
おそらく面接で伝えられるのは人材獲得のために「いい情報」ばかりではないかなと思いますが、実際に企業で働いている人の話を聞けたことでイメージを掴めましたね。
――そうでしたか。今回の転職で具体的にこだわっていた条件はありましたか?
子育てしながらの働きやすさを重視していたので、最優先事項としてはフルリモートですね。自宅から首都圏まで2時間くらいの距離感なので、フルリモートでない場合は月1〜2回程度の出社という条件付きで探してもらって、10社以上紹介していただきました。
――その後の面接などはいかがでしたか?
キッカケエージェントに面接対策をしてもらう前と後では通過率が変わりました。特に自分だけだと今までの経験の整理はなかなかできなかったので、とても参考になりました。
面接対策前は自分の技術面をうまく話せず面接を通過できないこともありましたが、会社の想定質問を教えていただき事前に回答を考えることができたので、技術的なこともわかりやすく伝えることができました。面接に使えるエピソードをストックしておくことは大事だと思いましたね。
現職の最終面接では「どういう自分になりたいの?」という話題になって「作るシステムを通して人の役に立ちたい」という返答に付随して「中学・高校からどんな人生を歩んできたの?」という展開になったのですが、祖母の手伝いなど人のために動いてきたというエピソードも伝えることができて…そんなところも評価していただけたのかなと思います。
――Mさんの長所も伝わって採用になったのですね。入社前のイメージと、入社後にギャップなどを感じたことがありましたら教えてください。
事前にキャリアアドバイザーに「休みがとりやすいですよ」とか、社員さん同士で自由に勉強会をしていることなども聞いていたので、自由で働きやすそうなイメージでした。今入社して4ヶ月目(2024年12月現在)ですが、そのイメージ通りで、ギャップはなかったですね。
入社1ヶ月目頃に子どもが急に熱をだして寝込んでしまったことがあって。当時トレーニング期間中で、自分でアプリを作ってみてと言われていたタイミングだったのですがマネージャーから「締め切りをずらすから、子どもの面倒を優先して」と言われ、3日間休みをいただけました。
フルリモートでフルフレックスなので、私にとっては理想的な環境だと思います。
――寛容で働きやすそうな会社ですね。社内で子育て中の方も多くいらっしゃいますか?
はい。チームリーダーに小さなお子さんがいて、他チームでも子育て中の方が多い印象ですね。「子どもの体調が悪いので中抜けします」というように事情を伝えて休みがとりやすい雰囲気なので「心理的安全性が高いよね」と周りの方とも話しています。
――現職の業務内容を教えていただけますか?
フルスタックエンジニアとして採用いただいて、金融系システムに関する業務をしています。慣れてきましたがフロントエンド、バックエンドのロジックやデータ処理、それを動かすサーバーも全部担当するので、覚えることが多くて未だにバタバタで勉強しています。
――使用言語などは変わったのでしょうか?
主な言語は同じですが、以前の会社は古い技術を長く使うやり方で、現職は「新しい技術をどんどん取り入れていこう」というスタンスの会社なのでアップデートするのが大変ですね。
朝会で自分ができそうなタスクを「これやります!」と選んでいくスタイルなのですが、私はあえて苦手分野のタスクも取るようにしているんです。毎日「詰まっているところはない?」と確認してくれるので、わからないところを聞いて画面共有で教えていただき…ということを繰り返して、自分なりにスキルアップを図っています。
――自ら挑戦されていて素晴らしいですね。仕事でやりがいを感じることはありますか?
新規サービスのデモ用画面を作る案件で、業務側の方に見せた時に「この感じいいですね」「ここもよくできていますね」と評価されたときです。目に見えないところも形にして「これで本当によいのかな?」と感じることもあるだけに、やっぱり嬉しいですね。
――ワークライフバランスの変化などがありましたら教えてください。
前職では通勤で往復1時間半くらいかかっていましたが、現職でフルリモートになって通勤時間がなくなった分、自由に使える時間が増えました!
――余暇は何をされていますか?
時間に余裕ができたこともあって、趣味の読書や編み物をして楽しんでいます。
これ、自分で編んだのですよ。
――すてきですね!完成までにどのくらいの時間がかかるのでしょうか?
バッグだと1日1〜2時間編んで約1ヶ月ですね。子どもが寝た後とか、朝子どもが起きるまでとかできる時にやっているという感じです。「色違いで欲しい!」と言ってくれた友達に作ったりすることもあります。
――週末などの休日はどのように過ごしていますか?
夫と子どもと一緒に公園に遊びに行ったり、ちょっと遠出して他県に旅行したりしています。
現職の会社は福利厚生が充実していて、旅行に行くための宿泊費の補助だとか、在宅ワーク用の机やキーボード、技術書などの補助もしてくれるんです。先日はサブディスプレイを購入したところです。
――ちなみに転職して給与面はいかがでしたか?
年収ベースで100万円くらい上がりました。前職は時短勤務だったのですが、働く時間は1時間変わるかどうかくらいで。今はフルタイムですがフルフレックスなので中抜けしたら後でちょっと補って…という感じですね。
ほとんど残業もなくて、みなさん定時ダッシュで帰っています。こんなに働きやすい会社に出会えて驚きました。
――エンジニアとしての今後の目標がありましたら教えてください。
今のところインプットするのにいっぱいいっぱいな感じですが、インフラもフロントエンドもバックエンドも技術力をまんべんなく身につけて、今の会社でなるべく長く働きたいですね。
現職はフルリモートなので社員の年齢はわかっていないのですが(笑)、おそらく年下の方で技術力が高い方がたくさんいらっしゃって教えてもらうことがよくあるので、自分も教える立場になれたらいいなと思っています。
――Mさんにとって転職活動で最も大切なことって何でしょうか?
私は「めげないこと」だと思っているんです。
これまで何社も応募してきて…書類が通らないとか1次面接に通らないと落ち込んでくるんですけれども「自分に合わなかっただけで必ずどこかに自分に合う会社はある」と思いますので、それまで逃げないことが大事かなと。
特に女性って「仕事を辞めなくてはいけないかも…」というタイミングがでてきちゃうのかなとも思いますが、辞めなくてもいいような環境に行ければ、それが1番よくて…そこにこだわって探すのも手かなと思います。
――ライフステージごとに変化が大きい女性のエンジニアにとっても希望になるようなメッセージですね。
実は他のエージェントで内定も1社あって「どうしよう」と思っていたのですが、キッカケエージェントはわざわざ現職に入社されている人に「話聞いてきましたよ!」と長文のテキストをぶわーっと送ってきてくれたりして。
それだったらキッカケエージェントが紹介してくれた今の会社がいいなと思ったことが決め手だったんです。実際に働いていても今の働き方が理想だなと思いますし、今が1番幸せかな…という感じですね。
地方に住んでいても子育て中でも、働き続けることが可能な首都圏のフルリモートできる会社をキッカケエージェントは探してくださったので「ありがたかったな」と思っています!
キッカケエージェントはIT人材・エンジニア特化の転職エージェントです。最新のIT転職市場に精通したキャリアアドバイザーが、年収・技術志向・今後のキャリアパス・ワークライフバランスなど、一人ひとりの希望に寄り添いながら転職活動をサポートします。
今すぐの転職でなくても、キャリアの棚卸しや現職の悩み相談も受付けております。他社エージェントをお使いいただいていて疑問を抱いている方も相談ベースでお話しできますので、是非無料の個別キャリア相談会にお申し込みください。
今の時点でご経験をされている言語や技術要素に関係なく、
①技術を通じてユーザーやお客様にとって使いやすいサービスの実現に興味があるエンジニアの方
②興味・関心がある技術について自ら学ぶ意欲をお持ちの方
上記に当てはまる方でしたら、素晴らしい企業とのマッチングをお手伝いできる可能性が高いです。
最近はお住まいの場所に限らず応募ができる企業や経験年数に関係なくフラットにご評価をして下さる企業も増えているため、ぜひ一度モロー宛てにご相談を頂けますと幸いです。