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社内SE・情シス・コーポレートエンジニアにオススメのキャリアパス3選を解説!転職で注意すべきポイントや積んでおくべき経験とは?

転職ノウハウ

社内SE・情シス(情報システム部門)・コーポレートエンジニアからの転職やキャリアパスの情報は世の中にほとんど出回っておらず、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

・社内SE・情シス・コーポレートエンジニアから転職する際に注意すべきポイント
・キャリアアップに向けて積んでおくべき経験

について徹底解説します。オススメのキャリアパスについて紹介しますので、今後のキャリアに悩む方の今後の働き方を考える参考になりましたら幸いです。

<この記事の監修者>

毛呂 淳一朗「IT菩薩モロー」

「IT菩薩モロー」として、YouTubeでITエンジニアの転職やキャリアに関する情報を発信する、キャリア系インフルエンサー。YouTube チャンネル登録者数は1万人超。ITエンジニア特化のキャリア支援事業「キッカケエージェント」の事業責任者として事業グロースを手がける。またX(旧Twitter)のフォロワー数は約17,000人。(2024年1月時点)PMやテックリードの転職支援の実績も多数。

▼参考動画

社内SE・情シス・コーポレートエンジニアの違い

自社のIT関連業務を担当するエンジニアである、社内SE・情シス・コーポレートエンジニアの仕事内容は、企業によって異なり多岐にわたります。

例えば、

・Ruby on RailsやJavaを使って開発をする

・社内で使用するSaaSの導入や運用

・AWSやAzureなどのクラウドインフラの設計・構築

上記のように、企業によって仕事内容が多様化しているので、近年は社内SEや情シスを社内業務全体の課題解決のためにコーポレートエンジニアという職種とする企業も増えています。

企業によって違いはありますが、仕事内容の違いとしては以下になります。

社内SE・情シス(情報システム)

社内システム・ネットワーク環境の運用・保守・整備、導入したSaaSなどの運用
→部門ごとの管理になるなど比較的業務範囲が限定されている

コーポレートエンジニア

企業全体を視野に入れたIT基盤の整備や運用全般、利益をもたらす提案・企画
→AWS・GCPなどのクラウドインフラに携わる可能性もある

いずれにしても、社内SE・情シス・コーポレートエンジニアの人材を募集する企業は、勉強熱心で主体的なコミュニケーションができる人を採用したいと考えています。

社内業務だからといって「残業が少なそう」「楽そう」という理由で転職を目指すと、入社後のギャップが大きい場合があります。

社内SEの年収

社内SEの平均年収は約497万円で、国税庁の令和4年分「民間給与実態統計調査」による日本の平均年収458万円と比較すると高い傾向にあります。

正社員の年収のボリュームゾーンは457万〜534万円、全体の給与幅としては年収303万〜919万円と幅広く、勤務先や経験・スキルによって差があります。

※出典 :求人ボックス「社内SEの仕事の年収・時給・給料」
※出典 :国税庁の令和4年分「民間給与実態統計調査」

情シス・コーポレートエンジニアの年収

情シス・コーポレートエンジニアの年収は、企業によって違いがありますが、メンバークラスの募集だと、年収400万円〜一番多いゾーンは年収500万〜700万円という会社が多いです。

年収800万〜1,000万円で募集を出す企業もありますが、採用条件としてセキュリティについての取りまとめをした経験が必要だったり、募集ポジションが最低でもマネージャークラス、または責任者レベルであったりすることが多く、募集としては少ない印象です。

キッカケエージェントでは、年収800万〜1,000万円の情シス・コーポレートエンジニア採用の求人情報をご紹介することが可能です。自分で探していてもなかなか良い求人を見つけられないという方は、ぜひ下記のボタンからお気軽にご相談ください。

社内SE・情シス・コーポレートエンジニアのキャリアの選択肢

ここからは、社内SE・情シス・コーポレートエンジニアの方にはどのようなキャリアの選択肢があるのか、解説していきます。

①同じ職種で転職する

②コンサルティングファームに転職する

③GAFAMのような外資系企業に転職する

①同じ職種で転職する

1つ目は、社内SE・情シス・コーポレートエンジニアの方が、そのまま同じ職種に転職するパターンです。この場合に気をつけなければいけない点を3つ挙げます。

(1)転職先企業のITリテラシー

ITリテラシーが低い社長や役員と働くと、手間がかかる社内調整に巻き込まれて疲れてしまう可能性が高いようです。

例えば、ITリテラシーが低すぎる企業の場合、Slackを導入するにしても

「セキュリティの観点でやめた方がいい」

「メールでないとダメ」

などと言われてしまうケースがあります。転職先企業の上層部のITリテラシーがどの程度であるかは重視したほうがいいでしょう。

(2)年収レンジの相場感

年収レンジの相場が転職市場の相場と比べたときに、高すぎないか、低すぎないかがポイントになります。

他社が年収700万円で募集しているのと同じ仕事内容で、年収500万円で募集している会社を選んでしまうと、年収アップもできず入社してから苦労することが多いです。

企業を検討する際に、年収レンジの相場感と比較して募集の想定年収が適切かどうかを確認しましょう。想定年収と企業が求める人材の期待値が合っているかどうかが大切です。

例えば、年収600万円で、社長や役員との調整や部下のマネジメントもするという仕事内容だと、年収が100万〜200万円低いという印象です。

このあたりの、年収レンジと企業側の期待値とのバランスやギャップを確認していくことが大切です。

(3)募集ポジションの採用人数

同じポジションで転職する際に、経営幹部・役員クラスだとCIO(Chief Information Officer)というポジションがありますが、多くの企業の採用人数は1名です。多くても2〜3名というケースがほとんどでしょう。

大量採用ではないからこそ、いかに魅力がある求人を定期的に探すことができるかどうか、情報収集力が大事になってきます。

②コンサルティングファームに転職する

キャリアの選択肢として2つ目は「コンサルティングファーム」への転職です。年収800万〜1,000万円を目指したい方には有力な選択肢になります。

なぜかというと、コンサルティングファームは、7〜10名のマネジメント経験が1〜2年あれば、年収800〜1,300万円というケースが多いからです。

コンサルティングファームの転職を検討する場合に、気をつける点としては、

・何歳でチャレンジをするのか

・どの程度の年収でチャレンジをするのか

であり、企業側の期待値とのバランスが難しいところです。

コンサルティングファームで仕事をするには、常に最新情報や知識のキャッチアップが必要です。そのため、20〜30代前半のうちに挑戦していただくことをオススメします。

30代後半、40代の方が初めてコンサルティングファームに挑戦する場合、年収800〜1,000万円の求人だと、顧客折衝スキルのほか、ドキュメント作成スキルについてかなり高いレベルを求められます。このようなスキルが備わっていないと、年収800〜1,000万円以上で入社することはリスクが高いでしょう。

何歳でどの程度の年収にチャレンジするのかをよく検討してみてください。高い年収を狙いたいのであれば、コンサルティングファームはキャリアの選択肢としてオススメです。

③GAFAMのような外資系企業に転職する

3つ目のキャリアの選択肢は、GAFAMのような外資系企業への転職です。もちろん、成功できる人は多くはないですが、GAFAMクラスの企業の年収レンジは1,200万〜1,500万円であり、年収が一番高い選択肢といえます。

GAFAMはAWSやAzureについてスペシャリストとしての知見を求められます。情シスやコーポレートエンジニアとして3〜5年の経験だとなかなか内定が出づらいでしょう。

また、GAFAMが日本拠点で募集する場合、開発エンジニアの仕事よりサービスエンジニアやプリセールスの求人が多いです。

サービスエンジニアの仕事内容は、AWSやAzureについてお客様のお問い合わせ担当、プリセールスの仕事内容は、システムのカスタマイズやサービス導入時の工数見積など技術的な観点で営業をサポートする仕事です。

このように、手を動かす仕事とは異なりますので、自分で設計・構築をしたい、開発をしたい方はGAFAMのような外資系企業はマッチしないかもしれません。

④PM(プロジェクトマネージャー)職にチャレンジする

GAFAMのような外資系企業とは別に、もうひとつのキャリアの選択肢はプロジェクトマネージャー(PM)です。なぜPMが良いかというと、7〜10名のマネジメント経験が1〜2年ある方であれば、年収800万〜1,200万・1,300万円で事業会社や受託開発の企業を問わずPMで転職するのは難しくないからです。

10名のマネジメント経験とは、例えば、正社員で部下が5名いて、さらにビジネスパートナーを5名マネジメントしているというような経験です。このようなケースでも10名のマネジメント経験があるとアピールできるでしょう。

マネジメントは、人事評価や1on1ミーティングを実施する「ピープルマネジメント」と、プロジェクトを進行管理する「プロジェクトマネジメント」どちらのパターンもあります。どちらかの経験があればPMの転職に挑戦できるでしょう。

また、PMの実務経験がなかったとしても、PMに近い経験があれば、かなり高い年収の求人に挑戦することも可能です。

事業会社と受託開発企業Slerでは、顧客折衝の経験値で違いが出るものの、最近は提示される年収が高い傾向です。

年収900万〜1,000万円を提示する企業もあります。

年収アップを目指したい方は、キャリアの選択肢としてPMを視野に入れても良いでしょう。

社内SE・情シス・コーポレートエンジニアの転職にオススメの企業

ここまで、社内SE・情シス・コーポレートエンジニアのキャリアパスについて解説してきましたが、実際にキッカケエージェントで取り扱いのあるIT求人のなかで、オススメの企業を2社ご紹介します。

オススメの企業① 

2〜3年前に上場した、FinTech関連の自社プロダクトを開発している企業です。PMであれば最大1,300万円まで年収を提示できるということで、業績も好調です。

特徴は、Goなどで開発を行い、使用している技術がモダンであること。手を動かしたい方、また、顧客折衝や金融業界の業務知識が強い方も含めて、PMを広く募集しています。

この企業は、スキル・経験があれば年齢は問わないとのことで、過去の実績では50代の方にも内定が出ています。

キッカケエージェントを信頼していただいていますので、マッチする方には上場企業の代表や開発責任者と面談を組ませていただくことが可能です。興味がありましたら、ぜひお問い合わせください。

オススメの企業②

いずれはコンサルティングファームに挑戦したいものの、顧客折衝やドキュメント作成経験も浅く、挑戦に二の足を踏んでいる方向けにオススメの企業があります。

システム開発におけるテスト工程で、予算・プロダクトの特性、納期を考慮したテストパターンの提案などを行うコンサルティング会社ですが、最近は元請けの企業として、要件定義、技術選定から開発まですべて行っている企業です。この企業では、顧客折衝や資料作成スキルを入社してからOJTで自分のペースで学ぶことができます。しかも、圧倒的に業績が良く、社員全体の年間昇給率がなんと10%です。

しかも、この企業は優秀なPMのノウハウを社内でいかにシェアをするか、いわゆる標準化が得意なので、PMやITコンサルタントでも1ヶ月の平均残業時間が5.5時間という驚異的な少なさなのです。ワークライフバランスを重視しつつ、PMやITコンサルタントにキャリアをシフトしていきたい方には、興味深い会社だと思います。

コンサルティングファームよりローリスクでチャレンジができる企業についてより詳しく聞きたい方は、ぜひご相談ください。

面接でどのような質問をされるのかなどを含め詳しくお話しします。

社内SE・情シス・コーポレートエンジニアのキャリアの選択の幅は広い

社内SE・情シス・コーポレートエンジニアの方が転職される場合、さまざまなキャリアの選択肢があります。このような情報が意外と少ないと感じましたので、今回は詳しく解説をしました。

キッカケエージェントは、自分にとってよりよいキャリアを検討するために有益な情報や、現在の仕事に関するお悩みなど、今すぐに転職を考えていなくてもご相談は大歓迎です。

ぜひお気軽にお問い合わせください。

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株式会社キッカケクリエイション
ITエンジニア専門のキャリアアドバイザー
毛呂淳一朗(Moro Junichiro)
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今の時点でご経験をされている言語や技術要素に関係なく、

①技術を通じてユーザーやお客様にとって使いやすいサービスの実現に興味があるエンジニアの方
②興味・関心がある技術について自ら学ぶ意欲をお持ちの方

上記に当てはまる方でしたら、素晴らしい企業とのマッチングをお手伝いできる可能性が高いです。

最近はお住まいの場所に限らず応募ができる企業や経験年数に関係なくフラットにご評価をして下さる企業も増えているため、ぜひ一度モロー宛てにご相談を頂けますと幸いです。

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