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――まずは自己紹介をかねて簡単な経歴からお願いします。
T.K.と申します。年齢は30歳です。経歴としては、大学院で半導体を研究した後、新卒で電機系のメーカーに就職して1年ほど勤務しました。
そこからIT企業にジョブチェンジしてSaaS系の自社開発企業に3年半ほど勤めました。現在は2社目での経験を活かし自社開発系の事業会社に転職して、2ヶ月くらい経ったところです。
――ありがとうございます。なぜ電機メーカーからIT企業に転職されたのでしょうか?
1社目ではCADの設計図面を作成する仕事をしていましたが、古い日本的な風土といいますか、ハンコ文化が残っていたり、紙が多かったりして「もっと効率化できるな」と感じていました。そこで、ITを使った課題解決に興味を持ち、まずはプログラミングの学習を始めました。その間、楽しく学習を続けることができ、自分の中でもIT企業に挑戦したいという気持ちが強くなり、転職に至りました。私は課題解決が好きなんですよね。
――なるほど。未経験からの転職でしたが、どのように準備されましたか?
働きながら半年間ほどスクールに通ってプログラミングの基礎を学びました。その後採用サイトから自己応募の書類を出し始めて、会社のミッションで課題解決を重視していた前職の自社開発企業にバックエンドエンジニアの未経験枠で採用いただきました。
――2社目はSaaS系の自社開発企業に3年半ほど勤務されましたが、その間の業務でステップアップしたことがありましたら教えてください。
1年目は「何がわからないかも、わからない」という状態で、自分では一生懸命やっているつもりでしたが、失敗をすることも多く、なかなか戦力になれている実感もありませんでした。
それでも、振り返れば、無意識のうちに必要な知識もついていって、2年目からは1人で業務を担当できるようになって、3年目以降はそれまでの知識や経験を活かしてリーダー的なポジションに就かせていただき、周りの人を支える立場でマネジメントすることもできました。
業務内容としてはSaaSアプリをノーコードでAPI連携するアプリの開発をしており、多くのお客様から「業務の時間短縮ができました」などと喜んでいただけたことは嬉しかったですね。
――「ITで課題解決」が達成できたのですね。2回目の転職を考えたのはどうしてなのでしょうか?
やりたかった「業務の効率化」に携わることもできて多くの経験をさせていただいたのですが、「年数を経るに連れ、自分の成長角度が鈍化している」と感じるようになったことが1番の転職理由ですね。
異なる環境に身をおくことでエンジニアとして改めてもう1回、自分の知識が足りていなかったインフラやフロントサイドの知識も幅広く身につけて、経験の幅を広げたい!という気持ちが強くなっていったんです。
そのうえで将来的にはバックエンドエンジニアからマネジメントレイヤーに進みたいという想いもあって、将来に向けて役立つキャリアを積むために転職しました。
――現職へはキッカケエージェントを使っていただきましたが、どのようなきっかけで知りましたか?
もともとモローさんのYouTubeチャンネルを拝見していたことが、まさに「キッカケ」ですね(笑)。IT業界に関する有益な情報を、粒度の高いコンテンツで発信していらっしゃるなと思っていましたので、お話を聞いてみたいとコンタクトさせていただきました。
――ありがとうございます。弊社の「IT菩薩モローYouTubeチャンネル」で役立った内容はありましたか?
前職のバックエンドエンジニアは8〜9割くらいが未経験からの人でした。そのため5年後10年後の自分の将来像を考えるにあたって「キャリアのモデルケース」となる方が周りに多くなく、他の人がどんな風にどんなキャリアを歩まれているのかという情報がもっと欲しいと思っていました。
そうしたITエンジニアとしての将来像を、モローさんの動画のおかげで知ることができて、キャリアをイメージしやすくなりました。
――3社目となる現職への転職活動はいかがでしたか?
キッカケエージェントは面談の機会を複数回設けていただけたことが特によかったです!
ちなみに他のエージェントも使っていましたが、面談は最初にあっただけで後は事務的なメールのやりとりばかりで「ちょっと放置されているな」と感じていました。
その点、キッカケエージェントは応募書類を添削してくれたり、自分ではネットで調べられないような「+α」の企業情報もしっかり教えてくれたり。直接的なコミュニケーションを惜しまずしていただけたので、自分としてはやりやすかったですし、安心して就職活動に臨むことができました。
――そうでしたか。採用まで順調に進んでいきましたか?
転職活動期間でいうと約1.5ヶ月で、書類選考から内定までスピード感があってスムーズだったと思います。とはいえ前職が自社開発企業だったので、次は受託開発企業でスキルを磨いていくのもアリかもしれない…と迷っていたところもありましたね。
それで転職活動の面接などで試行錯誤を重ねて相対的に考えた結果、自分でフレキシブルに仕事のペースを決められそうな自社開発企業のほうが、自分の性格には合っているなと感じました。
――面接について、前回の転職時との違いはありましたか?
前回は未経験からだったので面接で技術的な面を深掘りされることはあまりなかったのですが、今回は経験者としての転職だったので、その辺りに大きな違いを感じましたね。
ですが、キッカケエージェントのキャリアアドバイザーが「模擬面接」をしてくれて、面接時の回答について相談することができたので、考えがまとまって技術面についても話しやすくなったと思います。それが第1志望群だった現職に内定をいただくことにもつながっていると感じています。
――入社前は現職の会社にどんなイメージをもっていましたか?
前職は社員数が30名くらいで、現職は数百名と会社の規模が大きくなるだけに「ちょっと堅いところがあるのかな、制約も大きそうだな」と思っていました。また、面接官での印象から年上の方がけっこう多いのかなとも。
――会社の規模が大きく変わりましたね。現職に入社されてからギャップを感じたことはありましたか?
前職ではリモート可能と聞いていながらも出社が多かったので、現職もある程度出社も多いのかなと思いきや「エンジニアはほとんど出社していなかった!」というのが1番のギャップですね。まだ2ヶ月くらいですが今はフルリモートに近いかたちで、出社とリモートを組み合わせしやすいです。
一緒に働く人も転職するうえで大事なポイントでしたが、定例ミーティングなどでコミュニケーションもとりやすいですね。新卒採用の経験が浅い方がいる一方で、有名企業でバリバリ働いていた業務委託の方や、10年20年勤務で業務のプロとしての実力を感じられる方もいらっしゃいます。幅広い年代の様々なキャリアの方が社内にいることは自分にとって刺激的でよい環境だと思っています。
また転職してクライアントの規模も大きくなりましたが、やりがいを感じますし「いいギャップ」だけでしたね。
――現職の業務内容を教えていただけますか?
現職は、特色として、データマーケティングに強みを持っており、「toB」向けのCMS開発に携わっています。
――仕事で前職での経験は活かせていますか?
はい。前職でのバックエンドエンジニアとしての知識やノウハウを取り入れて経験を活かせるところも多いですが、新しい環境でJavaScriptなどの知識も必要になってきていますね。
周りを見ていると、フルスタックに働いているエンジニアも多いので、フロントエンドやインフラの知識も身につけられそうだなと思っています。
――転職後のワークライフバランスはいかがですか?
性格的にあまり残業が好きでは無いので、前職ではなるべく残業しないよう、定時までに仕事を必要以上に詰めて疲弊してしまうこともありましたが、現職は残業が少なく1日1時間あるかないかという感じで、休憩時間もとりやすいですね。
周りの方々もしっかり定時で上がれていますので、以前のように「みんなが残業しているのに帰りにくいな…」ということもなくなりました(笑)。
――なるほど。勤務後や休日は何をされていますか?
よく友達とご飯を食べに行ったりしていますね。また、前職だと退勤後疲れきってしまっていて、帰ってから勉強しようという気になりませんでしたが、今は勉強に使える時間が増えたと思います。「時間に余裕があるっていいな」と実感しています。
――どんな学習をされているのでしょうか?
バックエンドエンジニアとしての勉強だけでなく、フロントエンドの勉強もしています。そうした知識やスキルを増やすことは今の仕事にも役立ちますし、将来にも活かせると思ってやっています。
――ちなみに給与面での変化はありましたか?
お給料に関しては「若干増えた」という感じですね。
――T.K.さんがこれまでの転職を振り返ってみて、特に思うところや気づいた点などがありましたら教えてください。
電機メーカーを経て未経験からIT業界に入ったこともあって、余計に「企業への貢献度を高めてよいリーダーになっていきたい」という思いが強まりました。特に前職から転職をしたからこそ「見えなかったことが見えてきた」というところが大きな気づきとしてあります。
というのも前職ではリーダーを経験していましたが、その経験があったからこそリーダーではないポジションになった現職で「どういう動きをすれば貢献できそうか」と俯瞰で考えられるようになったと思います。
例えば、前職ではリーダーとして「指示待ちではなく自ら動いてくれると嬉しいな…」と思っていたので、現職ではどうすればチームに貢献できるのかを自分で考えて率先して動くようにしています。
――最後に今後の目標や楽しみにしていることをお聞かせいただけますか?
大きな目標としては、充分な知識を身につけ経験を積んで、しっかりとプロダクトを安定して回していけるようなマネージャーになりたいと思っています。
そのためにまず自身のリソースが足りない部分を補いながらスキルアップしたいですし、実力のある多彩な方々がいる環境で自分本位にならず周りの人に目を配りながら調整しつつ「課題解決」していきたいですね。
またキャリアアップに向けて、新卒の方が「どういうステップで成長されていくのか」をマネージャー的な視点で見ることもできるので勉強になりますし、楽しみでもあります。自ら手を動かすなかで周りの方の成長も促しながらよいリーダーになっていけたらいいなと。
このような将来像を描くことができたのは、キッカケエージェントで今回の転職を実現できたからだと思います。満足度でいうと100%です。ありがとうございました!
キッカケエージェントはIT人材・エンジニア特化の転職エージェントです。最新のIT転職市場に精通したキャリアアドバイザーが、年収・技術志向・今後のキャリアパス・ワークライフバランスなど、一人ひとりの希望に寄り添いながら転職活動をサポートします。
今すぐの転職でなくても、キャリアの棚卸しや現職の悩み相談も受付けております。他社エージェントをお使いいただいていて疑問を抱いている方も相談ベースでお話しできますので、是非無料の個別キャリア相談会にお申し込みください。
今の時点でご経験をされている言語や技術要素に関係なく、
①技術を通じてユーザーやお客様にとって使いやすいサービスの実現に興味があるエンジニアの方
②興味・関心がある技術について自ら学ぶ意欲をお持ちの方
上記に当てはまる方でしたら、素晴らしい企業とのマッチングをお手伝いできる可能性が高いです。
最近はお住まいの場所に限らず応募ができる企業や経験年数に関係なくフラットにご評価をして下さる企業も増えているため、ぜひ一度モロー宛てにご相談を頂けますと幸いです。