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SESから脱出する3ステップ|転職できないと諦めていませんか?

本記事では、悪徳SESから抜け出すための具体的なステップとおすすめな転職先を解説します。あなたにとって満足な働き方ができるようになる一助となれば幸いです。

キッカケエージェントでは、新規会員登録でプロの転職アドバイザーによる無料キャリア相談を受けられます。まずはお気軽にご相談ください。

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SES脱出の具体的な流れ

SES脱出の具体的な流れ

「悪徳SESから抜け出したい」と考えても、何から始めればいいのか分からない方も多いでしょう。SES脱出の具体的なステップは以下の5つです。

  1. 転職の軸を明確にする
  2. 情報収集の実施
  3. 書類を作成後に志望する企業に応募
  4. 採用試験(書類選考・面接)
  5. 退職の手続きと入社手続き

1.転職の軸を明確にする

最初にやるべきことは、「なぜ脱出したいのか」「脱出後はどうなりたいのか」を明確にすることです。脱出したい現職の不満から考えれば、転職の軸を明確にしやすいです。例として以下が挙げられます。

転職の軸を定めることで、納得がいく転職が叶いやすくなります。

不満転職の軸
客先ガチャが嫌だ自社内で腰を据えて開発がしたいワークライフバランスを重視したい
単価や評価が不透明である年収を上げたい待遇を改善したい
スキルが身につかない将来につながるスキル(設計・開発など)を身につけたい

2.情報収集の実施

転職の軸が決まったら、希望に合った企業や職種の情報収集を始めましょう。

情報収集の主な方法は以下の通りです。

  • 転職サイトで求人情報で企業の募集内容をチェック
  • 転職エージェントに転職の軸を伝えて、案件を紹介してもらう
  • 友人・知人から現在の職場について聞いてみる

収集、整理する情報は自身の経歴、キャリアの棚卸しも対象です。その際には以下を基に整理しましょう。

  • どんな業界/システムの開発に関わったか(例:金融系業務アプリ)
  • 自分の担当工程(設計/実装/テスト)
  • 使用した技術スタック(Python Linux, AWSなど)
  • チーム構成や規模感(例:5名チームの一員として~)

転職の軸を基に、具体的な企業の絞り込みを行い、整理した情報を踏まえて書類作成を進めましょう。

3.書類を作成後に志望する企業に応募

職務経歴書や履歴書などの応募書類を作成して応募に進みます。

「通過率が低そうだから・・」と応募する企業数を多くする必要はありません。自身が希望する企業や、挑戦してみたい企業のみに絞って応募することで、1社あたりの準備にかけられる時間も長くなり、採用試験に通過しやすくなります。

「たくさん応募しよう!」と意気込む必要はありません。キッカケエージェントでは、自分の気持ちを優先した応募ができます。

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4.採用試験(書類選考・面接)

書類選考を通過できれば、面接に進みます。

覚えておいて欲しいことは、仮に書類や面接で落とされても「自分と企業がマッチしなかっただけだ」と考えることです。落ちるたびに、気持ちまで落ち込んでしまうと精神的に参ってしまいます。「全ての企業に通過できるわけがない」と割り切りましょう。

企業側からの質問にも落ち着いて答えられるよう、事前の模擬面接や面接対策をしておくと安心です。転職エージェントを活用する場合、面接対策のサポートも受けられます。

5.退職の手続きと入社手続き

内定が出たら、いよいよ退職手続きと入社手続きを行います。

まずは現職に退職の意思を正式に伝えましょう。一般的には、退職希望日の1〜2ヶ月前に「自分の上司に」伝えるのがマナーです。上司が知らないまま、同僚や人事に知れ渡ることは望ましくありません。

退職手続きは具体的に以下があります。

  • 業務の引き継ぎ
  • 残っている有給休暇の消化
  • 社会保険や年金などの書類手続き

現職の引き止めにあっても、強い意志で断りましょう。良い条件で引き止められたとしても、その企業で「一度辞めようとした人」として、肩身が狭い思いをすることになります。

そもそもなぜSESを脱出しようと考えるのか

そもそもなぜSESを脱出しようと考えるのか

悪徳SESからの脱出を考えるのは、あなただけではありません。

多くのエンジニアが同じように「このままでいいのか」と悩み、環境を変えようと行動しています。あなたが悪いのではなく、働きがいを感じにくい構造的な問題が背景にあるのです。

具体的な問題点として以下があります。

労働環境が不安定

SESでは、案件ごとに常駐先が変わることが一般的です。

職場の人間関係や作業環境、ルールなどが都度リセットされ、安定して働きづらいという声が多く聞かれます。優良な常駐先であれば問題ありませんが、そうでない場合に発生するのが以下の問題です。

  • 雰囲気が悪く、質問しづらい
  • 精神的にも不安定になる
  • 自社の営業担当に問題点を伝えても改善の兆しが見えない

こうした不安定な環境で、脱出を考えることは自然な反応と言えます。

キャリアアップを目指しにくい

SESは常駐先の業務をこなす働き方のため、担当する業務の範囲が限定的になりがちです。

そのため、自分で学びたいスキルを選んだり、将来を見据えたキャリア形成をしにくい問題があります。さらに悪徳SESだと以下の問題も重なります。

  • 常駐先で成果を出しても、自社に伝わらない
  • 十分な昇給・評価を受けられない
  • 他社で通用する実績にならない業務ばかり担当させられる

上記によりスキルも年収も上がらないことで、SES脱出を考える人が多くいます。

選択肢が限定的

悪徳なSESや営業力が弱く扱う案件が少ないSESは、自分の希望よりも「自社が取ってきた案件の中で、どこに配属できるか」という案件ありきな配属となることが多くあります。

従業員はやりたい仕事やスキルアップにつながる機会が少なく「選択肢が狭い」と感じやすいです。案件ありきで常駐先を決められることで、以下の問題があります。

  • 興味のない分野にアサインされる
  • 案件の都合で、職種を変えることもできない
  • スキルチェンジや技術習得が後回しにされる

上記により「自分の人生なのに、キャリアを選べない」と不満を覚えることになります。

SES脱出に有効な転職サービス

SESからの転職を成功させるには「転職サイト」と「転職エージェント」について理解しておきましょう。

主な違いを可視化すると以下の通りです。

比較項目転職サイト転職エージェント
求人自力で探すエージェントが希望や経験・スキルにマッチした求人を提案してくれる
スケジュール日程調整や応募などすべて自分で行う
転職エージェント経由で調整しながら進める
サポート自分で転職サイトに掲載されているノウハウ記事などを見る(アドバイスはもらえない)。キャリアアドバイザーが書類や面接対策のポイントを個別サポートしてくれる。
業界のトレンドや習得すべきスキルのアドバイスももらえる。

転職サイト

転職サイトは、求人情報を探しながら、自分で応募して進めるタイプのサービスです。「自分で情報を探して、考えながら動きたい」人に向いています。

ただし、企業選定や自己PR文の作成、面接対策まで自力でこなす必要があるため、転職活動にある程度慣れている人向けなサービスです。

転職エージェント

転職エージェントは、キャリアアドバイザーが二人三脚で転職活動をサポートしてくれるサービスです。

初めての転職でも安心して進められるので、多くのSES脱出希望者にとって心強い味方になります。SESから脱出したいあなたには「ブラック企業を避けたい」「キャリアの方向性が不安」などの悩みをプロに相談できるのが大きなメリットです。

転職エージェントも無料で利用できるので、転職活動で何をすれば良いかわからない場合は、相談してみることをおすすめします。

SES脱出先としておすすめの転職先

SES脱出先としておすすめの転職先

SESから脱出した先におすすめの3つの転職先を紹介します。

いずれもスキルアップ・キャリアアップにつながりやすく、年収アップの可能性が高いです。

自社開発企業

自社開発企業は、自社でシステムの企画・設計から運用・保守までを一貫して担当する会社のことです。サービス全体に関わるエンジニアとして業務できます。

自社開発企業の主なメリットは以下の通りです。

  • 一工程だけでなく、設計から運用まで一貫して携われるチャンスがある
  • 各チーム間のコミュニケーションにより、技術的な学びが多い
  • 客先や自社(SES派遣元)のような都合に振り回されない

「さまざまなスキルを伸ばしたい」「裁量を持って働きたい」と感じる人におすすめな選択肢です。

社内SE

社内SEは、企業の社内業務システムの運用を担当するエンジニア職です。開発職ではないケースもありますが、運用・保守や改善提案などが中心業務となり、高いスキルが求められます。

社内SEの主なメリットは以下の通りです。

  • 業務フローの理解や改善提案など、業務系スキルが鍛えられる
  • 勤務時間や条件が比較的安定した環境で働ける

「現場からの信頼を得ながら、長く働ける職場がいい」という人におすすめの選択肢です。

他のSES

一度SES業界を経験して理解した優良SESと悪徳SESの違いを踏まえ、優良SESに転職する選択もあります。

優良SESの具体的な条件は以下があります。

  • 常駐先の選定にエンジニアの意見が反映される
  • 教育制度やサポート体制が整っている
  • 長期案件や元請け案件を多く持っており、キャリアが安定しやすい

SES経験者であれば「SES出身であることが強みになる」ケースもあります。

「次は悪徳SESに行きたくない」と不安なあなたは、どんなSESの見極め方があるのか知るためにも、転職エージェントにご相談ください。

SES脱出に成功した人の事例

SES脱出に成功した人の事例

実際にキッカケエージェントを利用してSESから脱出した人の事例を確認してみましょう。

SESから自社開発企業

SESから自社開発企業へ転職したAさんは、SESに在籍すること自体に以下の不満を抱えていました。

  • 給与が上がりにくい
  • スキルは一応身につくが、スピードが緩やか
  • 現場が次々と変わり続けていくのが難しい

また「自分の考えを行動に移していきたい」「ユーザーを第一に考えた開発ができる環境で働きたい」と転職を決意します。

Aさんはキッカケエージェントを利用し、結果として自社開発企業に転職することになりました。初めての転職活動に際して定期的な面談によるフォローが手厚かったことが、弊社のサービスを選んでいただいた理由です。キッカケエージェントを通じて、SESへの不満を自身の希望に変え、行動できた事例と言えます。

SESから事業会社

キッカケエージェントを利用して、SESから事業会社へ転職したBさんはSES在籍時に「狭い業務範囲にコミットするのはもったいない」という思いがありました。

BさんはSESの業務の中でもスキルアップができていました。、そのスキルを活かせることや、周囲とのコミュニケーションを取りながら働ける環境、様々なサービスの広い業務範囲を担当したい希望により転職を決意します。

Bさんは結果的に事業会社への転職に成功しました。SES在籍時の思いと自身の希望を軸に転職活動を進めました。面接まで50通以上のメールでのやり取りでサポートをさせていただき、納得がいく企業への転職に成功できた事例です。 

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SES脱出に失敗してしまうケース

SES脱出に失敗してしまうケース

SESからの脱出をする際に転職活動では思うようにいかないケースもあります。せっかくの一歩が「こんなはずじゃなかった」と後悔することになれば台無しです。失敗してしまうケースとして以下があります。

SES脱出に失敗してしまう典型的なパターンを知り、同じ失敗を避けましょう。

転職の軸を明確にしない

転職の軸を明確にしない転職活動は成功の基準がなく、失敗と捉えやすいです。

また「とにかく今の環境を抜け出したい」気持ちだけで転職活動を始めてしまうと、焦りから妥協した選択をしてしまう可能性もあります。

  • どんな働き方をしたいのか
  • どんなスキルを身につけたいのか
  • 将来どのようなキャリアにしたいか

上記の転職の軸を明確にしておくべきです。環境が変わるだけで、不満が残る、高まるような転職にならないよう準備しましょう。

転職先について情報収集が不足している

転職先の情報収集が不足していると、希望を実現できない転職になる可能性が高いです。

転職したものの、事前の情報収集が甘く、実際に入社してみたら思っていた環境と違う、という話はよくあります。

  • 扱う技術が古くスキルが身につかない
  • 技術職だと思ったら、営業支援の業務ばかりになった
  • 残業が多い
  • 社風が合わない

転職をしても今より悪い環境になってしまえば本末転倒です。企業の口コミや面接での質問で「転職しても大丈夫だ」と思える情報を集めましょう。

現職でのトラブル

現職でのトラブルがSES脱出の妨げになることがあります。

転職活動をしていることを正式に内定が決まる前に現職に伝えてしまうと、大きなリスクを伴います。

  • 転職活動がしにくくなるよう、過多な業務を任される
  • 引き止めの交渉に時間をたくさん使われる

また退職の手続きと入社手続きで先述したように、トラブルを避けるためにも転職が決まるまでは周りに言わず、決まった直後も上司から伝える形にしましょう。

1人で悩んでしまう

1人で悩んでしまうと、思うような転職が実現できません。

1人では、なかなか踏み出せずに時間だけが過ぎてしまったり、判断基準がぶれてしまうことがあります。特に初めての転職活動では「本当に辞めていいのか」「どんな企業を選べばいいのか」などの迷いも多いでしょう。

転職エージェントに相談することで視野が広がり、自分に合った選択肢を見つけやすくなります。キッカケエージェントでは気軽な相談から受け付けています。1人で「どうすれば良いかわからない」とお悩みの際は、ご連絡ください。

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面接で現職の悪いところを話してしまう

面接の場で、今の会社の不満をそのまま話すと、不採用になる可能性が高くなります。

落とし穴と言えるポイントですが、マイナスの評価につながりやすいです。現職に「働きにくい」「評価されない」などの事実があっても、「うちに入っても、また不満を持って辞めそう」と思われます。

企業は「前向きな転職理由」を評価するため「より働きやすい環境で」のようにポジティブに言い換えて伝えるべきです。よってSES脱出のために、面接対策が重要になります。

まとめ

悪徳SESからの脱出を考えることは悪いことではありません。以下の流れで脱出を画策しましょう。

  1. 転職の軸を明確にする
  2. 情報収集の実施
  3. 書類を作成後に志望する企業に応募
  4. 採用試験(書類選考・面接)
  5. 退職の手続きと入社手続き

成功事例からも分かるように、しっかり準備し、脱出に向けて行動すれば、未来は確実に開けていきます。転職活動では「転職の軸を明確にすること」「情報収集を怠らないこと」「1人で抱え込まず支援を活用すること」が大切です。

悪徳SESから抜け出したいと感じた今こそが、自分のキャリアを見直す絶好のタイミングです。

キッカケエージェントはSES脱出を考えるあなたを応援しています。 まずは気軽に、無料キャリア相談をしてみませんか。新規会員登録はこちらから。

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今の時点でご経験をされている言語や技術要素に関係なく、

①技術を通じてユーザーやお客様にとって使いやすいサービスの実現に興味があるエンジニアの方
②興味・関心がある技術について自ら学ぶ意欲をお持ちの方

上記に当てはまる方でしたら、素晴らしい企業とのマッチングをお手伝いできる可能性が高いです。

最近はお住まいの場所に限らず応募ができる企業や経験年数に関係なくフラットにご評価をして下さる企業も増えているため、ぜひ一度モロー宛てにご相談を頂けますと幸いです。

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