社内SEはエンジニア職の中でも人気が高く応募が殺到するため、未経験からの転職は難しいとされています。しかし、しっかりと企業研究と自己分析を行い必要とされるスキルを身に着ければ内定獲得は可能です。
この記事では、社内SEへの転職が難しい理由や、社内SEへ転職しやすい方の特徴、転職を勝ち取る具体的な方法などを解説しています。社内SEに興味があり、将来的に転職を考えている方は参考にしてください。
また、キッカケエージェントでは、求職者のスキルや要望に合った求人を提案しています。履歴書の添削や面接練習など、伴走支援も可能です。これから社内SEに転職したいものの、まず何から始めてよいか分からない方は、お気軽にご相談ください。
社内SEは間接部門として売り上げに直結しないため、例え大手でも営業職や開発職ほど大規模な募集はまずありません。
2022年頃まではエンジニア採用バブルにより転職しやすい環境でしたが、その後バブルが終わり転職難易度は上がっています。2~3年の実務経験があっても簡単に転職できるわけではなく、欠員が出た場合に数人募集する程度です。
一方で、社内SEはワークライフバランスがよく幅広い業務に関われるため人気で、求人が出た時点で応募が殺到します。求人数が少ないにもかかわらず応募が多いため、結果的に競争率が高くなります。
特に労働条件のよい企業には、技術力が高かったり経験豊富だったりする方も応募するため高いスキルが求められ、未経験者は応募書類ですらなかなか通過できません。たまに未経験者の応募が可能な求人も出ますが、誰でも受けられるためハードルが下がり、倍率が上がります。
社内SEは企業ごとに期待されるスキルや知識が異なります。今までエンジニアとして積み上げてきたスキルがマッチする企業ならスムーズに採用されますが、スキルがミスマッチなら戦力外と判断されてしまい、ほぼ採用されません。
特に中小企業は社内SEを教育する余力がないため即戦力を求める傾向です。応募前に自分の能力が活かせるかどうか、未経験での応募が可能かどうかを確認し、ミスマッチを防ぎましょう。ミスマッチしているにも関わらずたまたま採用された場合、入社後にギャップを感じてしまい早期離職につながります。
ミスマッチを防ぐためには、求人票の記載内容だけでなくキッカケエージェントを活用し、企業の内部事情を探る方法もおすすめです。
社内SEは、企業に密着したシステム関連やインフラ関連の知識・スキルが求められます。20代~30代前半のポテンシャル採用の場合、入社から定年退職まで時間があり教育もできるため、大きな問題はありません。しかし、35歳以上で経験が浅いと、未経験で応募可能な求人は激減します。
35歳以上は、高い技術力や大きな実績、企業にマッチする能力がなければ転職は難しくなるため、可能な限り若い段階での転職をおすすめします。現時点で社内SEに興味はあるものの、スキル向上や資格取得を重視し、転職活動に積極的でない方は手遅れになる前に、並行して転職活動も行いましょう。
社内SEは、企業によって業務システムの開発・ネットワークやサーバーの構築・セキュリティ運用など、幅広い業務を担当する場合もあります。したがって、すでにIT関連の知識やスキルを幅広くカバーしているのであれば、社内SEへ転職できる可能性が高まります。
また、社内SEとして開発するシステムは、給与・原価計算・会計・製造などの基幹システムや、AIやデータを活用した意思決定に関するツールが一般的です。それぞれの業務に関する知識や経験もあれば、社内SEへの転職で有利になります。今までエンジニア経験がなくても他の経験が社内SEへ活かせる可能性はあるので、社内SEへの転職を検討しているならまずは自分の経歴やスキルをたな卸ししてみましょう。
社内SEは設計・開発・導入などの開発工程をベンダーに委託し、自身はユーザ部門やベンダーとの折衝をはじめとする、上流工程を中心に担当するケースが多いです。したがって、技術力だけでなくマネジメント経験や折衝経験があると転職で有利になります。
また、大手企業の場合は子会社が多く、各会社のマネジメント経験を問われるケースも多いです。各会社の課題を見つけ、スムーズなシステム導入を実現した経験があれば社内SEへの転職では大きな武器になります。特にマネジメント業務は、社内SE以外の職種でも経験している可能性があります。自身の業務を振り返り、マネジメント経験があればアピールすべきです。
社内SEは、企業によって求めるスキルや人物像が大きく異なります。その企業がどのようなスキルや人物を求めているかは、求人票などを確認して分析する必要があります。したがって、これから社内SEを目指すなら、手当たり次第にスキルを伸ばしたり勉強したりするのは非効率なので避けましょう。
また、企業研究を行わないまま運よく社内SEに転職できても、入社後のギャップで短期離職につながるリスクもあります。短期離職はキャリアに傷がつくため、可能な限り避けるべきです。ミスマッチを防ぐためにも、企業研究は必ずしたうえで、イメージをすりあわせてから入社しましょう。
企業研究の結果、行きたい企業が見つかり自身のスキルで足りていない部分が明確になったら、不足分を強化して転職成功率を上げましょう。あわせて、本当に社内SEが自分に合っているか自己分析すべきです。社内SEが向いていなければ、運よく内定を貰えても長続きせずに後悔します。
転職活動をする前の早期段階で社内SEに向かないと分かれば、一般的なSEを目指したり技術職以外を選んだりと、別の選択肢を選べるので後悔しません。また、社内SEを目指すならコミュニケーションスキルも伸ばしましょう。技術以外の部分でコミュニケーションスキルや調整スキルが不足していると適正なしと判断され、なかなか採用に至りません。
社内SEの求人は応募が殺到しがちなため、気になる求人を見てから二の足を踏んでいるとすぐに埋まります。応募が締め切られてしまうと書類すら見てもらえないため、可能性はゼロになります。気になる求人があればできるだけ早く応募しましょう。
若いうちは、「いつか受ける」と後回しにしてしまいがちですが、そのまま年齢が上がり気づくと年齢が理由で不利になる可能性があります。技術を習得したり資格を取ってから挑戦したい気持ちも分かりますが、並行して社内SEの求人に応募し、挑戦回数を増やす戦略も重要です。
転職エージェントでは多くの社内SEに関する求人情報を保有しているため、求職者の要望に合った求人を紹介できます。また、客観的視点で自己PR文の添削や面接指導もしてもらえるため、書類選考率を含めた採用確率が上がります。
したがって、社内SEへ転職したいなら、積極的に転職エージェントを活用して転職成功の確率を上げましょう。キッカケエージェントでは、書類作成のプロが求職者ごとに最適な応募書類(履歴書や職務経歴書)になるよう添削したり、企業ごとに特化した面接対策を実施したりして、書類通過率を含む内定率UPが実現可能です。社内SEへの転職活動で不安を抱えている方は、お気軽にご相談ください。
20代の場合経験が浅い前提のため、転職活動ではポテンシャルや学習意欲が評価されます。少子高齢化により若手は希少価値があるため、多少経験不足でも前向きに採用している企業は多いです。20代のうちは柔軟性や学習意欲を武器にしつつ、気になる求人があれば積極的に応募しましょう。
また応募先にポテンシャルや学習意欲を示すためには、ポートフォリオを作ったり、資格を取得したりするのもおすすめです。ただし、ポートフォリオ作成や資格取得に時間をかけすぎると年齢を武器にできなくなるため、並行しての転職活動をおすすめします。例え資格取得ができていなくても、「学習中」と言えば学ぶ意欲を評価してくれる企業もあります。
さらに未経験の場合、履歴書や面接で熱意を伝えるための対策が必要です。履歴書や面接に自信がなければ、転職エージェントなど第三者からアドバイスを貰いましょう。キッカケエージェントでは、未経験からでも応募可能な求人を紹介しています。また、社内SEへの不安を抱えている方は、実現したいキャリアパスや目標についてのご相談からでも結構ですので、お気軽にご相談ください。
30代の中堅となると即戦力が求められるので、未経験での社内SE転職は厳しいです。また、専門的な知識やスキルだけでなく、マネージャーやチームリーダーとしての経験が求められるケースもあります。
ただし、企業によっては専門的な知識やスキルが少し足りなくても、マネジメント経験や調整力があれば評価してもらえる可能性もあります。30代で未経験だからとあきらめる前に、まずはご自身の業務内容を振り返り、評価してもらえるスキルや実績がないか再確認してみましょう。
40代の転職では、30代以上に実績とマネジメントスキルが重要視されます。また、専門的な技術や部署単位のマネジメント経験だけでなく、経営や事業戦略を理解し、俯瞰的に会社全体を見渡したうえでのIT戦略の提案・貢献できる能力も期待されます。
40代で未経験から社内SEへの転職を考えているなら、ご自身の業務に基づき経営戦略やマネジメント視点で、どのように社内SEとして貢献できるか具体的にアピールしましょう。
社内SEへの転職が難しい理由は、募集が少なく人気もあり競争率が高いためです。競争率が高い社内SEへの転職を成功させるには、企業研究によって求められるスキルを把握したうえで身につけ、どのように貢献できるかアピールする方法が効果的です。
また、未経験で社内SEへ転職する場合、年齢によって求められるスキルや実績は異なります。若いうちは熱意や学習意欲、ベテランなら実績や経験を社内SEでどう活かせるかなど、年齢に合ったアピールをしましょう。
また、社内SEへの転職確率を上げたいなら、客観的なアドバイスや、自分に合った求人を提案して伴走してくれるエージェントを活用しましょう。キッカケエージェントでは、あなたの要望や実績、スキルから、おすすめの求人選びをお手伝いします。履歴書の添削や面接練習も実施できるので、転職経験がなくて不安な方も気軽にご相談ください。
今の時点でご経験をされている言語や技術要素に関係なく、
①技術を通じてユーザーやお客様にとって使いやすいサービスの実現に興味があるエンジニアの方
②興味・関心がある技術について自ら学ぶ意欲をお持ちの方
上記に当てはまる方でしたら、素晴らしい企業とのマッチングをお手伝いできる可能性が高いです。
最近はお住まいの場所に限らず応募ができる企業や経験年数に関係なくフラットにご評価をして下さる企業も増えているため、ぜひ一度モロー宛てにご相談を頂けますと幸いです。